【貴船神社】御火焚祭・御日供講員大祭

貴船神社の「御火焚祭・御日供講員大祭」は、水の神である貴船大神が火の神から誕生したという「貴船大神御出現の故事」を今に伝える神事で、奉納された1万本以上の御火焚串を境内で焚き上げ、罪穢を祓い清めます。

本殿で「火鑽神事(ひきりしんじ)」

11:00になると本殿で神事が行われます。

本殿前にはテントと席が用意されますが、こちらは招待客と参列者の席なので、一般の見学者は座れません。

神事の中で「火鑽神事(ひきりしんじ)」が行われます。

火鑽臼(ひきりうす)と火鑽杵(ひきりぎね)で「忌火(いみび)(清浄な火のこと)」をおこし、その「忌火(いみび)」でお焚き上げを行います。

灯された「忌火(いみび)は神前に供されます。

神前に「忌火(いみび)が供されると、巫女による神楽が奉納されます。

本殿での神事は11:40頃に終わり、そのまま本殿下の境内で御火焚が行われます。

本殿下の境内で「御火炊祭」

本殿下の境内には「御火炊壇」が用意されています。

「御火炊壇」には皆さんが奉納された御焚火串が1万本以上積まれています。

本殿での祭事後、すぐに御焚火壇に火が入れられます。

火が入ると御焚火壇は瞬く間に燃え上がり、もうもうと煙が立ち昇ります。

一般の見物客にも御焚火串が配られ、御焚火壇に投げ込むことができます。

人々が御焚火串を投げ入れる間、神職が祈祷を続けます。

次々と御焚火串が投げ入れられ、火の勢いは益々激しくなります。

消防団の皆さんが丁寧に火勢を調整するので、御焚火祭は安全に進行します。

ひとしきり御焚火串の投げ入れが終わると、宮司が神楽鈴を鳴らして人々の罪穢を祓い清めてくれます。

こうして貴船神社の御焚火祭は終了します。

基本情報

【御火焚祭・御日供講員大祭】
 ◇日時
  ・2024年11月07日(木) 11:00~
 ◇場所
  ・貴船神社
 ◇拝観料
  ・無料
 ◇次回開催予定
  ・2025年11月07日(金)※予定

【貴船神社】
 ◇参拝時間
  本宮 開門時間
  ・06:00~18:00(12/01~04/30)
  ・06:00~20:00(05/01~11/30)
  授与所受付時間
  ・09:00~17:00
  ※年中無休
 ◇拝観料
  ・拝観自由(無料)

アクセス

【貴船神社】

 ◇所在地
  〒601-1112
  京都市左京区鞍馬貴船町180
 ◇電車
  ・叡山電車:貴船口駅より 徒歩30分
 ◇バス
  ・京都バス:貴船 下車すぐ
 ◇駐車場
  ・あり(800円 / 2時間)
   本宮:10台
   奥宮:15台

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