【白峯神宮】伴緒社祭(御弓神事)

白峯神宮の境内にある「伴緒社(とものおしゃ)」には、保元の乱で崇徳天皇の下に馳せ参じた「源為義」と、弓の名手「鎮西八郎為朝」が祀られています。
毎年11月15日には武道・弓道の上達を祈願して「御弓神事」が斎行されます。

伴緒社祭の準備(10:00頃)

こちらが白峯神宮の境内にある「伴緒社(とものおしゃ)」です。

10:00には祭壇が設けられ、祭りの準備が整えられます。

「伴緒社(とものおしゃ)」には清和源氏の頭領である「源為義」と、弓の名手「鎮西八郎為朝」が祀られています。
その内容が「伴緒社(とものおしゃ)」の前の立て看板に記されていました。

10:00頃には「鞠庭」で御弓神事のリハーサルが行われていました。
尚、御弓神事では弓を射る場所を「戦場(いくさば)」と呼ぶようで、御弓神事の間は「鞠庭」は「戦場(いくさば)」となります。

念入りに所作の確認が行われ、本番さながらの緊張感がありました。

10:45頃になると、雅楽士と巫女が手水舎で禊を行い、「伴緒社(とものおしゃ)」に参進します。

10:50頃になると、関係者が社務所前に集まります。

11:00少し前になると「伴緒社(とものおしゃ)」に参進します。

伴緒社祭(11:00)

11:00になると「伴緒社祭(とものおしゃまつり/とものおしゃさい)」が執り行われます。

祭事では巫女による神楽も奉納されます。

戦場(いくさば)へ入場(11:30頃)

「伴緒社祭(とものおしゃまつり/とものおしゃさい)」が終わると11:30頃に「戦場(いくさば)」に入場します。

御弓神事は源為義、鎮西八郎・源為朝の流れを汲む弓馬術小笠原流の皆さんによって行われます。

御弓神事は「前弓(まえゆみ)」「後弓(あとゆみ)」の2組に分かれて競います。

まずは「前弓」がそれぞれ2回、弓を放ちます。

「前弓」が射終わると、次に「後弓」が「戦場(いくさば)」に向かいます。

「前弓」と「後弓」が射終わると、次に前弓と後弓の大将が戦場に向かいます。

御弓神事は的を射抜いた数で勝敗を競いますが、大将の矢はポイントが2倍で、逆転の可能性があります。

また、弓馬術小笠原流では「三三九手挟式(さんさんくてばさみしき)」という流儀で弓馬術を行います。

矢が射抜いた「あたり的(あたりまと)」は縁起物として関係者が持ち帰るとのことです。

的を射抜いた数を比べ、勝敗が告げられます。

射手が戦場から戻り、伴緒社に一礼します。

最後に記念撮影を行って伴緒社祭(御弓神事)は終了します。

基本情報

【伴緒社祭(御弓神事)】
 ◇日時
  ・2024年11月15日(金)11:00~13:00
 ◇場所
  ・白峰神宮
 ◇拝観料
  ・無料
 ◇次回開催予定
  ・2025年11月15日(土)※予定/毎年、11月15日に斎行

【白峯神宮】
 ◇参拝時間
  ・08:00~17:00
 ◇授与所開所時間
  ・08:00~16:30
 ◇拝観料
  ・無料

アクセス

【白峰神宮】

 ◇所在地
  〒602-0054
  京都市上京区今出川通堀川東入飛鳥井町261番地
  電話: 075-441-3810 / FAX:075-441-3820
 ◇電車
  ・京都市地下鉄:今出川駅より 徒歩8分
 ◇バス
  ・市バス:堀川今出川より 下車すぐ
 ◇駐車場
  ・あり

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