【廬山寺】節分会(鬼おどり/追儺式鬼法楽) |
廬山寺の節分会は正式名称は「追儺式鬼法楽(ついなしきおにほうらく)」ですが、赤・青・黒の三匹の鬼が登場して踊りを行うので、通称「鬼おどり」と呼ばれています。
廬山寺の節分会(追儺式鬼法楽)では、この「鬼おどり」の他に「法弓」「豆まき」「鬼の御加持」などが行われます。
鬼の御加持(1回目) | 14:00~14:50 | 邪気払いをされた鬼に御加持をしてもらえます。 鬼が加持を行うという全国的にも珍しい御加持です。 |
鬼おどり(開始) | 15:00 | 大師堂前の特設舞台の南側から楽人を先頭に一行(楽人、追儺師、蓬莱師、降魔面持者、独鈷三鈷持者、福娘、年男、さらに寺侍、大衆、導師、大導師)が入場します。 |
鬼おどり (鬼登場) | 15:15頃 | 松明と宝剣を持った赤鬼、大斧を持った青鬼、大槌を持った黒鬼が登場し、大師堂前の特設舞台で踊りを行います。 |
法弓 | 15:35頃 | 追儺師が東・西・南・北・中央に降魔矢を放ちます。降魔矢が放たれると、鬼が大師堂から出て来て退散していきます。 |
豆撒き | 15:45頃 | 廬山寺の節分会(追儺式鬼法楽)では「蓬莱豆」という大豆のまわりを紅白の砂糖で固めた豆が撒かれます。 |
鬼の御加持(2回目) | 16:00~17:00 | 邪気払いをされた鬼に御加持をしてもらえます。 鬼が加持を行うという全国的にも珍しい御加持です。 |
■鬼おどり
廬山寺の節分会(鬼おどり/追儺式鬼法楽)は、例年15時になると開始されます。
まず大師堂前の特設舞台の南側から楽人を先頭に一行が入場します。
一行は楽人、追儺師、蓬莱師、降魔面持者、独鈷三鈷持者、福娘、年男の順で入場します。
さらに寺侍、大衆、導師、大導師と続き、大師堂で護摩供が始まります。
護摩供がはじまると鬼が登場します。
(※鬼の登場は、例年15時15~20分頃です)
鬼は「赤鬼」「青鬼」「黒鬼」の順にやってきます。
この三匹の鬼は人間の善根を毒する「三種の煩悩」、すなわち「貧欲(どんよく:欲が深さ)」「瞋恚(しんい:憎しみ・怒り)」「愚痴(ぐち:物事の真理・本質が見えていない状態)」を表しているそうです。
舞台中央でひとしきり踊りを行った後、鬼たちは大師堂に入っていきます。
大師堂では護摩供が行われていますが、その法要を邪魔する為です。
■法弓
鬼が大師堂で護摩供の邪魔を始めると、大師堂から追儺師が出てきます。
そして、追儺師が東・西・南・北・中央の5方向に、計5本の降魔矢を放ちます。
降魔矢が放たれると、鬼は力が弱まり、フラフラとした足取りで大師堂から出て来て、退散していきます。
■豆撒き
鬼が退散すると蓬莱師と福娘、年男、寺侍が登場します。
そして豆まきが始まります。
廬山寺の節分会(追儺式鬼法楽)では「蓬莱豆」という大豆のまわりを紅白の砂糖で固めた豆と、「福餅」が撒かれます。
この蓬莱豆を紅白一粒ずつ食べると寿命が延び、福餅を食べると開運出世すると云われています。
■鬼の御加持
廬山寺の節分会(鬼おどり/追儺式鬼法楽)では、邪気払いをされた鬼が御加持をしてくれます。
鬼が加持を行うのは全国的にも珍しく、ぜひ御加持を授かりたく思います。
「鬼の御加持」は14:00~14:50頃と16:00~17:00の2回行われます。
■基本情報
【節分会(鬼おどり/追儺式鬼法楽)】
◇日時
・2024年2月3日(土)14:00~17:00
◇場所
・廬山寺
◇拝観料
・無料
◇次回開催予定
・2025年02月02日(日)※予定
【廬山寺】
◇拝観時間
9:00~16:00
◇拝観料
無料
※源氏庭は有料
■アクセス
【廬山寺】
◇所在地
〒602-0852
京都市上京区寺町通り広小路上る北之辺町397
TEL:075-231-0355 FAX:075-231-1357
◇電車
京阪:出町柳駅より 徒歩15分
京都市営地下鉄:丸太町駅より 徒歩15分
◇バス
京都市営バス:府立医大病院前より 徒歩5分
◇車
駐車場:数台
※近隣にコインパーキングあり