【矢田寺(矢田地蔵尊)】かぼちゃ供養

冬至にかぼちゃを食べると諸病を退けるという故事に因み、矢田寺(矢田地蔵尊)ではかぼちゃ供養の法要が営まれます。
大かぼちゃを撫でて諸病退散を祈願し、「かぼちゃ炊き」をいただくこともできます。

矢田寺(矢田地蔵尊)

「矢田寺(やたでら)(矢田地蔵尊)」は京都寺町専門店会商店街の南の入り口に鎮座する西山浄土宗のお寺です。

「矢田地蔵(やたじぞう)」の通称で親しまれ、寺伝によれば平安時代の初頭に大和国(奈良県)の矢田寺の別院として五条坊門(下京区)に創建されたのが始まりで、1579年(天正7年)に現在の地に遷されたそうです。

本尊の地蔵菩薩(通称:矢田地蔵)は高さ約2メートルの立像で、満慶上人(まんけいじょうにん)が冥途で出会った生身の地蔵尊のお姿を彫らせたものとのことで、地獄で亡者を救う地蔵尊として「大受苦地蔵」の名で信仰を集めています。

また矢田寺の梵鐘(ぼんしょう)は、死者の霊を迷わず冥途へ送る鐘と伝わり、精霊送りには多くの参拝客が鐘を撞きます。その為、六堂珍皇寺の「迎え鐘」に対して「送り鐘」として地元では有名です。

かぼちゃ供養の準備(09:00~)

09:00には境内に大かぼちゃが登場し、かぼちゃをなでて無病息災を祈念することができます。

大かぼちゃは境内に二つ、本尊の前の内陣に一つの計三つがありますが、うちなでることができるのは境内の二つです。

かぼちゃ供養(10:00~)

10:00になるとかぼちゃ供養の法要が営まれます。

法要は10分程で終わります。
法要が終わると「かぼちゃ供養 特別法話会『重要文化財 矢田地蔵縁起絵巻 絵解き法話』」が行われます。
特別法話会には事前申し込みが必要で、10:00~15:00の間で数回に分けて行われます。

かぼちゃ供養 特別法話会 申し込み方法

「かぼちゃ供養 特別法話会『重要文化財 矢田地蔵縁起絵巻 絵解き法話』」には事前申し込みが必要です。

矢田寺のホームページなどから申し込むことができますが、席が空いていれば当日でも参加することが可能です。

かぼちゃ炊き

かぼちゃ供養の日は「かぼちゃ炊き」をいただくことができます。(一パック500円)

矢田寺のかぼちゃ炊きは京都寺町専門店会商店街の冬の風物詩で、前日からお寺の女将さん達が総出で、夜通しかぼちゃを炊いて作られています。

基本情報

【かぼちゃ供養】
 ◇日時
  ・2024年12月23日(月)10:00~15:00
 ◇場所
  ・矢田寺
 ◇拝観料
  ・無料
  ※特別法話会に参列する場合は1000円
   特別法話会には事前申し込みが必要です。
 ◇次回開催予定
  ・2025年12月23日(火)※予定/毎年、12月23日に斎行

【矢田寺】
 ◇拝観時間
  ・08:00~19:00
 ◇拝観料
  ・無料
 ◇休日
  ・年中無休

アクセス

矢田寺(矢田地蔵尊)】

 ◇所在地
  〒604-8081
  京都府京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町523

 ◇電車
  ・京都市地下鉄:京都市役所前駅より 徒歩6分
  ・京都市地下鉄:三条京阪駅より 徒歩9分
  ・京都市地下鉄:烏丸御池駅より 徒歩15分
  ・京都市地下鉄:四条駅より 徒歩19分
  ・京阪:三条駅より 徒歩8分
  ・阪急:京都河原町駅より 徒歩12分
  ・阪急:烏丸駅より 徒歩19分
 ◇バス
  ・京都市バス:河原町三条より 徒歩5分
  ・京都市バス:京都市役所前より 徒歩5分
 ◇駐車場
  ・なし

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