【法住寺】無病息災大根炊き

三十三間堂の東隣にある「法住寺」では、毎年1月15日に近い日曜日に、大根炊きが行われます。
同日には隣接する「三十三間堂」で「楊枝のお加持」と「大的全国大会(大的大会/通し矢)」も行われているので、併せて訪れるのがお勧めです。

「法住寺」のご本尊は「身代わり不動様」で、「法住寺」の大根炊きは、そんなお不動様に祈願を込めて行われているので、無病息災はもちろん、開運・厄除けのご利益もいただけます。

後白河法皇ゆかりの寺

「後白河法皇」は、平清盛・木曾義仲・そして源頼朝の興した鎌倉幕府と関わりが深く、相次ぐ戦乱で幾度となく権力を失うも、平家と源氏を巧みに利用して復権し「日本一の大天狗」と畏れられた傑物です。
「法住寺」はそんな後白河法皇ゆかりの寺で、かつては広大な敷地を持ち、後白河法皇の院政の拠点「法住寺殿」が営まれた地でもあります。
「三十三間堂」も「法住寺殿」の殿内のお堂のひとつで、三十三間堂の庭園は「法住寺殿址碑」が建てられています。
そんな法住寺には、以下のような歴史的価値の高い見所がいっぱいです。

後白河天皇 法住寺陵法住寺の東隣に隣接するのが後白河天皇の陵(みささぎ)です。
ここが宮内庁によって正式に治定されている正真正銘の後白河天皇の陵です。
後白河法皇御木像後白河法皇の八百回の御忌に際し、平成3年に像顕された後白河法皇の御尊像です。
身代り不動明王像法住寺合戦の戦災の際、木曾義仲の矢が天台座主に当たり、法皇は難を逃れました。このことから、ご本像の不動明王像は「身代わり不動尊像」と呼ばれ、後白河法皇も念持仏として、熱心に祈りを捧げていたと伝わっています。
阿彌陀如来像こちらの阿彌陀如来像は親鸞聖人が自らお刻みなった立像で、「聖人なた作の如来像」とも呼ばれています。
親鸞聖人そば喰いの御像親鸞聖人が自ら作成した像で、自身の留守居としたところ、天台座主より蕎麦の振舞があった際、まるで本人が食べ終えたかなように蕎麦がなくなったという伝説のある像です。
四十七士木像赤穂浪士・大石内蔵助が討ち入り前に、法住寺の身代り不動尊に祈りを捧げ、大願成就を祈願したと伝わることから四十七士の像が安置されています。
基本情報

【無病息災大根炊き】
 ◇日時
  ・2024年01月14日(日)9:00~16:00
   ※毎年1月15日に近い日曜日に開催
 ◇場所
  ・法住寺
 ◇拝観料
  ・無料
   ※大根炊きは有料(1,000円)
 ◇次回開催予定
  ・2025年1月12日(日)9:00(※予定)

アクセス

【法住寺】

 ◇所在地
  〒605-0941
   京都府京都市東山区三十三間堂廻り655
   TEL: 075-561-4137
 ◇電車
  ・京阪:七条駅より 徒歩10分
 ◇バス
  ・京都市バス:博物館三十三間堂前より 下車すぐ
 ◇駐車場
  ・あり(有料)

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