【三嶋神社】鰻放生大祭(うなぎ祭)

三嶋神社は全国的にも珍しい鰻(うなぎ)を神使として祀る神社で、古くから「子を授け給う神」と信仰を集め、安産、夫婦和合にもご利益をいただけます。
毎年、全国の鰻業者が集まり、三嶋神社祈願所で鰻を神池に放つ放生神事が行われます。

三嶋神社祈願所

三嶋神社の祈願所は、滝尾神社の境内にあります。
どうして滝尾神社の境内にあるのかというと、三嶋神社のあった土地がマンションとなった為、三嶋神社を滝尾神社にお遷ししたのですが、その後、マンションの地主の厚意によりマンションの敷地内に三嶋神社が再建された為、祈願所を滝尾神社に残して元の場所に三嶋神社が戻った為です。

因みにこちらがマンションの傍らにある三嶋神社です。

敷地こそ小さくなりましたが、子授かり神社の名代として広く信仰を集め、今でも多くの方が参拝に参られます。

皇室とも縁が深く、秋篠宮文仁親王と紀子妃殿下も参詣されたことがあります。
秋篠宮殿下が魚類の調査研究にご熱心なので、そのご縁で参詣されたとのことですが、秋篠宮殿下はさらにお一人で二度目の参拝もされています。
境内や社務所には、秋篠宮殿下が行幸された際の写真が飾られています。

鰻放生大祭(うなぎ祭)当日の滝尾神社

鰻放生大祭(うなぎ祭)は14:00からですが、13:00頃から準備が整えられます。

境内では祭の準備と、参列者の受付の準備が行われていました。

御守りやお札、それに鰻てぬぐいなども販売が行われ、この機に買われる参列者が大勢おられました。

祈願所も祭の準備が整えられていました。

そしてこちらが今回、放生される鰻です。
とても大きく、立派な鰻でした。

鰻は祈願所の正面奥にある神池に放生されます。

神池には水槽が設置され、鰻はこちらの水槽の中に放生されるようです。

鰻放生大祭(うなぎ祭)

14:00になると鰻放生大祭(うなぎ祭)が執り行われます。

鰻放生大祭(うなぎ祭)では神楽も奉納されます。

そしていよいよ鰻が神池に放生されます。

鰻の放生が終わると、参列している鰻業者の皆さんが順番に玉串を奉納されます。

最後に、宮司の挨拶で鰻放生大祭(うなぎ祭)は終了します。

因みに放生された鰻は神池の水槽で元気に泳ぎ回っていました。

基本情報

【鰻放生大祭(うなぎ祭)】
 ◇日時
  ・2024年10月26日(土)14:00~15:00
 ◇場所
  ・滝尾神社内 三嶋神社祈願所
   ※三嶋神社本宮で行われるのではないので注意
 ◇拝観料
  ・無料
 ◇2025年の開催予定
  ・2025年10月26日(日)※予定

【三嶋神社】
 ◇拝観時間
  ・09:00~17:00
 ◇拝観料
  ・無料

【滝尾神社(三嶋神社祈願所)】
 ◇拝観時間
  ・09:00~17:00
 ◇拝観料
  ・無料

アクセス

【三嶋神社】

 ◇所在地
  〒605-0927
  京都府京都市東山区上馬町3丁目
  TEL:075-531-5012
 ◇電車
  ・京阪電車:七条駅より 徒歩22分
 ◇バス
  ・市バス:馬町より 徒歩3分
 ◇駐車場
  ・なし

【滝尾神社(三嶋神社祈願所)】

 ◇所在地
  〒605-0981
  京都府京都市東山区本町10-718
 ◇電車
  ・JR:東福寺駅より 徒歩3分
  ・京阪電車:東福寺駅より 徒歩3分
 ◇バス
  ・市バス:東福寺 徒歩6分
 ◇駐車場
  ・あり

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