【清凉寺】夕霧祭 |
夕霧祭は京の吉野、江戸の高雄と並び「寛永の三名妓」の一人に数えられた大阪の名妓「夕霧」を偲び、清凉寺で追善法要を行う祭事です。
桜木太夫による「太夫道中」や、御茶席のお手前披露も行われ、特に「太夫道中」では参道に多くの見物客が集まります。
夕霧は清凉寺にほど近い小倉の里の生まれで、その為、清凉寺にお墓(五輪の石塔)が建てられました。
夕霧祭は井筒八ッ橋が主宰しています。
法要(本堂)10:20~ |
09:30頃、太夫と二人の禿(かむろ)が清凉寺に到着し、社務所の西隣にある大方丈に入ります。
10:00になると大方丈から本堂裏の渡り廊下を通って本堂に入られます。
10:20になると本堂で夕霧の追善法要が行われ、桜木太夫による舞も奉演されます。
※本堂への拝観料を納めれば一般の方でも本堂内で法要を見学できます。
(但し、内陣には入れません)
※本堂内は写真撮影禁止です。
本堂での法要が終わると、太夫はまた本堂裏の渡り廊下を通って大方丈に戻られます。
当日は境内で井筒八ッ橋さんが銘菓「なま八ッ橋・夕霧」の出張販売を行います。
太夫道中(11:15~11:45) |
11:15になると「太夫道中」が行われます。
太夫の前には二人の「禿(かむろ)」が先導します。
清凉寺の仁王門から本堂までの石畳の参道を太夫が三本歯の高下駄で、つま先を内に向け、円を描くように足を踏み出す「内八文字」といわれる独特の歩き方でゆっくり進みます。
太夫道中のルート |
太夫道中は、その年によって出発地点が変わり「本堂をスタートして清凉寺の仁王門に向かうルート」と「清凉寺の仁王門から本堂に向かうルート」の2種類があります。
どちらの場合も清凉寺の仁王門はくぐりません。
仁王門の手前にある八宗論池の辺りからスタート、またはゴールとなります。
仁王門からスタートして本堂に向かうルートの場合は、本堂前で記念撮影が行われます。
本堂がゴールの場合、禿と太夫は本堂に入り、本堂裏の渡り廊下を通って大方丈に戻られます。
御茶席のお手前披露(13:15~14:00) |
13:15になると、清凉寺の境内にある「庭茶室 Bhagavan嵐山」で太夫によるお茶席のお手前披露が行われます。
12:30過ぎに太夫と禿が到着します。
太夫と禿は時間まで「庭茶室 Bhagavan嵐山」の店内で待機します。
13:15になるといよいよお手前披露が行われます。
禿(かむろ)の二人は茶菓子や、太夫の点てたお茶を客に運びます。
太夫は三服のお茶を点てるとお手前の披露は終了します。
基本情報 |
【夕霧祭】
◇日時
・2024年11月09日(土)10:20~14:00
◇場所
・清凉寺
◇拝観料
・無料
◇次回開催日時
・2025年11月09日(日)※予定
【清凉寺】
◇拝観時間
・09:00~16:00
◇定休日
・なし
◇拝観料
・無料
アクセス |
【清凉寺】
◇所在地日時
〒616-8447
京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
TEL:075-861-0343 FAX:075-861-0310
◇電車
・JR:嵯峨嵐山駅より 徒歩15分
・嵐電:嵐山駅より 徒歩15分
・阪急:嵐山駅より 徒歩30分
◇バス
・京都市バス:嵯峨釈迦堂前より 徒歩3分
◇駐車場
・あり
普通車800円(1日)/バス2000円(2時間)