【下鴨神社】流鏑馬神事 |

下鴨神社の「流鏑馬神事(やぶさめしんじ)」は葵祭の前儀として行われる神事です。
下鴨神社にある「糺の森」を狩装束の騎手が馬で疾走し、鏑矢(かぶらや)を放って的を射ます。


■流鏑馬神事が行われる場所と入場・見物の仕方

流鏑馬神事は「糺の森」の「馬場」で行われます。
馬は河合神社のある南側から北に向かって駆け抜けます。
的は3つあり、それぞれの的を中心に「一の的=観覧席①」「二の的=観覧席②」「三の的=観覧席③」で観ることができます。
観覧席①ではこれから駆け出す騎手の様子を見ることができます。
また、走り始めで速度が上がり切っておらず、その為、写真は撮り易いです。
観覧席②では二の的はもちろんですが、騎手が本部前で一礼をしたりする様子が良く観れます。
観覧席③は、馬の速度が最高潮になっているのでとても迫力のある写真が撮てます。
但し、馬は本当に早くて写真を撮るのが難しいです。
下鴨神社の「流鏑馬神事」には以下の2通りの入場方法と見物方法あります。
入場方法①事前申込 | 会員や関係者、協賛出資をされた方は下鴨神社から事前に「はがき」「メール通知」などで「入場許可証(またはそれに類するもの)」が送られます。 その「入場許可証」を「観覧席①~③の受付」で見せれば12:00より入場することができます。 ※「入場許可証」には①~③の番号が指定されているので、その番号の観覧席の受付に並ぶ必要があります。 |
入場方法②当日受付 | 当日受付の場合は「馬場(実際に流鏑馬が行われる通り)」の東にある「表参道」に設けられた「当日受付」に並び、12:00より販売開始の「当日券を購入」する必要があります。 当日券を購入したら、その券を持って①~③の好きな観覧席の受付より入場することができます。 |
見物方法①立見(馬場) | 立見は観覧席後方の通路で「通路を塞がない程度の人数まで」立見をすることができます。 見物客が増え、通路が人でいっぱいになると移動させられることもありますが、例年、多くの人が立見で流鏑馬を見物しています。 立見であれば席料は不要で、観覧自由の無料です。 但し、通路(立見する場所)に入れるのは13:30頃迄です。 14:00から流鏑馬が始まりますが、その前に混雑と事故防止の為、通路の出入り口が閉鎖され、流鏑馬神事の間は出入りができないようになります。(※正確には出ることはできますが、入ることができなくなる) |
見物方法②立見(表参道) | 表参道からも瀬見の小川越しに見物することができます。 但し、木々など遮蔽物が多く、あまり視界はよくありません。 また表参道は大勢の人が立見をするので例年ひどく混雑をします。その為、「立ち止まらず進んで下さい」と移動を促されえることがあります。 |
流鏑馬神事を最前列で観たい、または写真を撮りたいという場合は事前申込がお勧めです。
事前申込をしていると12:00の入場開始と同時に入れますが、当日受付だと12:00にまず当日券を購入し、それから①~③の観覧席の受付に並ぶことになるので、どうしても事前申込された方の後になってしまう為です。
以下が事前申し込みをされている方が並ぶ「拝観席受付」の看板です。
「拝観席受付」は1~3まであり、下鴨神社・糺の森の「馬場」と呼ばれる通りにあります。

当日受付でも早い時間であれば最前列には座れるでしょうが、的の近くなど「見所席」は真っ先に埋まるので、そういった席に座ることは難しいです。
また、当日受付は12:00より当日券を販売しますが、10:00には100人ほどの列が出来ています。
200番くらいまでは当日券でも最前列に座ることができますが、10:00には列に並ぶことをお勧めします。
以下が当日拝観席の受付の看板と、10:00頃の列の様子です。
当日受付は下鴨神社・糺の森の「表参道」にあります。



望遠カメラをお持ちなら立見席から踏み台に乗り、観覧席の頭越しに撮れるかもしれません。但し、混雑具合によっては踏み台・脚立・一脚・三脚が禁止されることもあります。
■流鏑馬神事の見所

流鏑馬神事の前に、騎手が走路の確認で馬場を往復します。
ゆっくりと行進するので、馬や騎手の様子をじっくり見ることができます。





さらに神事の行列も馬場を往復します。









これらは①~③すべての観覧席で見て楽しむことができます。
■流鏑馬神事のハイライト

流鏑馬神事のハイライトはもちろん流鏑馬です。



二の的では馬がまだトップスピードではありませんが、それでも思った以上の速さで駆け抜けていきます。

一の的が良く見える観覧席①では、これから駆け出す馬の様子を見ることができます。

一の的は観覧席①の北寄りにあるので、矢を射る騎手は、殆どが後ろ姿を見ることになりますが、あまり見られない後ろ姿も勇壮です。
■「当的」の授与

矢が当たった「当的」は縁起物として1枚3000円で授与が行われます。



中にはこんな小さな破片もありますが、むしろ小さい方が「可愛くて面白い」と人気だったりします。


多くの人が買い求め、当的はすぐに売り切れてしまいます。
■流鏑馬神事の締め括り
流鏑馬が終わると一行は本殿に戻ります。









楼門の前で記念撮影をして流鏑馬神事は終了します。

■基本情報
【流鏑馬神事】
◇日時
・2024年05月03日(金祝)13:00~15:30
◇場所
・下鴨神社
◇拝観料
・3000円
※立見は無料
※但し、混雑具合によって立見が中止される場合があります
【下鴨神社】
◇参拝時間
・開閉門時間:6:00~17:00
◇拝観料
・無料
◇定休日
・なし
■アクセス
【下鴨神社】
◇所在地
〒606-0807
京都市左京区下鴨泉川町59
TEL:075-781-0010 / FAX:075-781-4722
◇電車
・京都地下鉄:北大路駅より バス5分
・京阪:出町柳駅より 徒歩8分
◇バス
・京都市バス:下鴨神社前より 下車すぐ
◇駐車場
・あり